キンダーでの出来事、避難経路がないよ編

こんばんは、先週またまたキンダーのお手伝いに行ってきました。

本日はその時の「避難経路がなかったよ」のお話です。

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思わずこんな顔になりました。

いつもと同じキンダーデューティー

今回は午後からのキンダーデューティーでした。3時間弱のお手伝い。

子供たちと遊んで歌って、時々雑用していたらあっという間に帰りの会になりました。

先生「(時計を見ながら:あら、あと5分あるわね)今日は帰りの会が早く終わったねー!お庭でなんとかゲーム(聞き取れなかった。。)しましょう!」

子供たち「いぇーーーーーーーい!!!!」

走って行く子供たち、追いかける先生たち、トイレを我慢している私、なんとかゲームの始まりです。コートの端と端に1人ずつ立ち、真ん中の子供たちがボールを避けるゲーム。あたった子はコートの外にでて、最後の1人が勝者です。ドッチボール??みたいなやつですね。

みんなでわいわいキャッキャと言いながら試合をしています。

「楽しそうでいいな、平和だな〜」なんて思いながら、横のベンチに座って見ていました。トイレを我慢していたからね。

事件は最後に起こったよ

先生「今回の勝者はジェームス(仮名)よ〜!!」

子供たち「ひゅーひゅー!」

なんてやりとりを終え、みんな教室の前で整列。

一列に並んで部屋の中へ入ろうとした時のことです。

先生「ガチャ、ガチャガチャ(あ、あれ!?)」

子供たち(楽しそうにおしゃべり)

先生「か、鍵が開かないわ。。。」

先生2「他のところは開かないの?」

先生「全部しまってるわ」

子供たち「お部屋に入れないの?」「お家に帰れる?」「こわいよー。」「えーーん。。」

な、なに!?入れない!?(*_*)

こちらは内鍵(中から鍵をかけて扉を閉めると鍵がしまる。日本でもよく昔のトイレで使われていたタイプ。伝わるかな。。)が多く、キンダーのドアも全部内鍵の扉でした。

そして、園庭には教室を通って行く仕様になっています。他に入り口はなし。

つまり、閉め出された状態です。

外にいる先生は二人とも鍵を持っていない状況。

尚且つ、運悪く他の先生も帰ってしまっていました。

あたふたする先生たち。

ピンチ!トイレ行きたい!!外、寒い!!

違う意味であたふたする、私。

先生1:避難経路はどうかしら。

先生2:鍵が閉まってたら避難できないわ。

え、えええーーーーー!

それ避難経路の意味ないYOーーーーーーー!(TOT)

救世主現る

と、みんなであたふたしていたら塀の向こうからお迎えのお父さんの声。

おとん:どうしたんだい?もしかして鍵が閉まって入れないのかい?

先生:そうなんです。どこからも入れないの。

おとん:OKOK!家からスペシャルキーを持ってくるから待っていて!

このお父さん、鍵屋さんでした(´;ω;`)ブワッ助かった。

先生も子供たちもほっとした表情をしていました。

お迎えに来ていた他のお父さんが塀を乗り越えて庭に入り、こちらの状況を外で待っているお迎えの人たちに知らせてくれました。

素晴らしい連携プレー!

鍵を待っている間はもう一度なんとかゲームをやって待ちました。

さっきまで半べそ気味だった子も、なんとかゲームをして待つことが決まった途端ガッツポーズ。子供らしくて微笑ましかったです。

私のトイレももうすぐだ。がんばれ、私!!

その後

ゲームを2回やったところでお父さん登場。

ドアが開いてみんな一斉に中に入っていきました。

先生たちも安堵した様子の表情。

30分くらいしか外にいなかったけど、とーーーっても長く感じました。

無事トイレにも行けて、ホッと一安心。どっと疲れた瞬間。

思ったこと

鍵が開いたときに先生たちが「こうなった場合の避難経路の確認が必要ね。良いきっかけになったわね」と話していました。

これには心の中で突っ込んでしまいました。

鍵が閉まった状態の避難経路は確認してなかったんかーい!と。

確かに、良いきっかけになったとは思います。

しっかりと避難経路はありました。でもそれは、鍵が開いている前提。

全部鍵が閉まってしまい、なおかつ火事になる。

同時に起こることは滅多に起こることではありません、が、起こるかもしれません。

今日の出来事がなければ見直されることもなかったと思えば、うん、まぁ、今日でよかったね。

実際に起こる前でよかったね。

避難経路を見直すとともに、避難訓練も実施して欲しいな〜と思いました。

やっぱりここはオーストラリア、慣れてきたとはいえ、日本とは違うことがたくさんありますね。

アバウトで大らかでのんびりしていて大好きな国ですが、命が関わることにはもう少しシビアになってくれることを願います。

おしまい。

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